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●概要
バーナー症候群(Burner syndrome)とはアメリカンフットボールやラグビーなどのコンタクトスポーツの際のタックルやブロックした瞬間に頸部や肩から上肢にかけて灼熱感を伴ったしびれをきたす症候群。スティンガー症候群(Stinger syndrome)ともよばれる。
主な病態は腕神経叢の牽引損傷であり、頸部神経根が患側とは反対側に伸展強制されることで発症するとされている。そのほかにも腕神経叢領域の圧迫による障害や頸部屈曲強制による屈曲側の神経根のインピンジメント、椎間板ヘルニアなどの頸椎症性変化の関与などが考えられ、これらをすべて含めてバーナー症候群と呼んでいる。コンタクトスポーツの経験年数が長いほど発生頻度も高くなっていることも判明している。
●整形外科的テスト
スパーリングテスト(Spurling test)
ジャクソンテスト(Jackson test)
肩引き下げテスト(shoulder depression test)
など
●運動療法
症状の程度にもよるが、基本的な方向性としては頸部の可動域の獲得と頸部筋力の再強化を中心に肩や肩甲帯・体幹の筋力強化を目指す。また、バーナー症候群(Burner syndrome)はスポーツ選手に多いため、頸部に支障のない範囲で有酸素運動や四肢の筋力強化も行っていく。
可動域訓練は疼痛や不安感の許容範囲内で自動運動から始め、慣れてきたら徐々に可動域を増やしていく。屈曲、伸展、左右側屈、左右回旋、またそれらの複合運動をチェックする。
筋力トレーニングは等尺性運動から開始し、運動に慣れてきたら徐々に徒手抵抗を増やしていく。この運動に引き続いて等張性抵抗運動やPNFなどを応用した頸部の協調性トレーニングを行う。さらにヘッドブリッジなどへと難易度を上げていく。肩が引き下げられることでも腕神経叢は牽引されるので、これに抗することができるように肩や肩甲帯周囲のトレーニングも実施する。
その他、タックルなどコンタクトスキル向上のための動作練習は協議復帰のみならず再発予防にも効果的である。
●復帰の目安
コンタクト練習復帰のめやすは上肢の筋力低下の有無が重要になる。グレード1、すなわち軽症では一過性のしびれが数分続くだけなので現場で徒手筋力検査を行い、筋力低下がなければ本人の意欲をみてすぐに復帰を許可する。グレード2、すなわち上肢とくに肩周囲筋の明らかな筋力低下が持続するときには、コンタクト禁止とする。たとえ筋電図上異常が残っていても筋力が7~8割回復すれば復帰しても問題はないようである。グレード3では、明らかな筋力低下が残存し、頸部可動域が制限され、放散痛も消えないものであるが、ときに脊柱管狭窄症や椎間板の問題が隠れていることもあるので慎重に検査を行う必要がある。
<参考>
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バーナー症候群(Burner syndrome)とはアメリカンフットボールやラグビーなどのコンタクトスポーツの際のタックルやブロックした瞬間に頸部や肩から上肢にかけて灼熱感を伴ったしびれをきたす症候群。スティンガー症候群(Stinger syndrome)ともよばれる。
主な病態は腕神経叢の牽引損傷であり、頸部神経根が患側とは反対側に伸展強制されることで発症するとされている。そのほかにも腕神経叢領域の圧迫による障害や頸部屈曲強制による屈曲側の神経根のインピンジメント、椎間板ヘルニアなどの頸椎症性変化の関与などが考えられ、これらをすべて含めてバーナー症候群と呼んでいる。コンタクトスポーツの経験年数が長いほど発生頻度も高くなっていることも判明している。
●整形外科的テスト
スパーリングテスト(Spurling test)
ジャクソンテスト(Jackson test)
肩引き下げテスト(shoulder depression test)
など
●運動療法
症状の程度にもよるが、基本的な方向性としては頸部の可動域の獲得と頸部筋力の再強化を中心に肩や肩甲帯・体幹の筋力強化を目指す。また、バーナー症候群(Burner syndrome)はスポーツ選手に多いため、頸部に支障のない範囲で有酸素運動や四肢の筋力強化も行っていく。
可動域訓練は疼痛や不安感の許容範囲内で自動運動から始め、慣れてきたら徐々に可動域を増やしていく。屈曲、伸展、左右側屈、左右回旋、またそれらの複合運動をチェックする。
筋力トレーニングは等尺性運動から開始し、運動に慣れてきたら徐々に徒手抵抗を増やしていく。この運動に引き続いて等張性抵抗運動やPNFなどを応用した頸部の協調性トレーニングを行う。さらにヘッドブリッジなどへと難易度を上げていく。肩が引き下げられることでも腕神経叢は牽引されるので、これに抗することができるように肩や肩甲帯周囲のトレーニングも実施する。
その他、タックルなどコンタクトスキル向上のための動作練習は協議復帰のみならず再発予防にも効果的である。
●復帰の目安
コンタクト練習復帰のめやすは上肢の筋力低下の有無が重要になる。グレード1、すなわち軽症では一過性のしびれが数分続くだけなので現場で徒手筋力検査を行い、筋力低下がなければ本人の意欲をみてすぐに復帰を許可する。グレード2、すなわち上肢とくに肩周囲筋の明らかな筋力低下が持続するときには、コンタクト禁止とする。たとえ筋電図上異常が残っていても筋力が7~8割回復すれば復帰しても問題はないようである。グレード3では、明らかな筋力低下が残存し、頸部可動域が制限され、放散痛も消えないものであるが、ときに脊柱管狭窄症や椎間板の問題が隠れていることもあるので慎重に検査を行う必要がある。
<参考>
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