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理学療法士として働く自分の知識の整理やリハビリに関するニュース,関連動画など。動画はネット上からの拾いものです。 勉強した事をまとめていく予定ですが、間違ったことがあるかもしれません。またその際、引用などで不適切なことがあるかもしれません。上記の事にお気づきになられたら連絡をいただければ幸いです。
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一冊あれば心強い『理学療法技術ガイド―理学療法臨床の場で必ず役立つ実践のすべて』を紹介します。





理学療法を学んでいる学生さんや実際に働いている新人の理学療法士はもちろんの事、作業療法士、言語聴覚士、リハビリ病棟に努める看護師やその他、介護士や柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師等のリハビリにかかわる人たちにお勧めの本です。

 

これ一冊で、バイタルサインなどの全身症状の要点や、理学療法の評価方法、各疾患別の運動療法のやり方などが解説されています。理学療法の各種手技についても解説されています。

 

評価方法は関節可動域や筋力測定の他、バランスや協調性などの運動機能の評価方法に加え、高次脳機能障害についても書かれています。

 

運動療法については骨折や変形性関節症などの整形疾患や、脳卒中や難病疾患、循環器疾患や代謝疾患など幅広い範囲の疾患に対して、運動療法の進め方が解説されています。

 

本のタイトルの通り、この一冊に理学療法の現場で役立つ情報が詰まっています。長期実習に挑む学生さんは持っていると心強い一冊です。

 

以下に出版社である文光堂で紹介されている本の目次を転載しておきます。

 

 

1 主要症状・症候・障害からの検査方法・評価方法

1 診療の基本

●患者の問題点の抽出、●臨床評価、●診療録

2 全身症状と障害

●意識障害、●頭蓋内圧,けいれん発作、●髄膜刺激症状と関連疾患、●呼吸障害、●血圧,心電図、●動悸,チアノーゼ,胸痛,不整脈、●バイタルサインと運動負荷試験、●反射・反応の異常

3 局所症状と障害

●疼痛、●浮腫、●眼球運動障害と視力・視野の障害、●感覚障害、●摂食・嚥下障害、●排泄障害

4 運動機能障害

●関節可動域制限、●筋力低下、●日常生活活動の制限、●筋緊張の異常、●協調運動障害(不随意運動を含む)、●平衡障害、●姿勢制御障害、●歩行障害、●片麻痺運動機能障害、●運動発達障害

5 高次脳機能障害

●言語・構音障害、●失行,失認、●認知障害

6 各種画像の診かた

●整形外科疾患の画像、●脳疾患の画像

7 各種疾患別治療成績判定基準

●肩関節疾患、●変形性股関節症、●変形性膝関節症、●関節リウマチ、●半月板損傷、●肘関節疾患、●頸髄症、●腰痛疾患、●手関節障害

 

2 物理療法

1 ホットパック療法

2 パラフィン療法

3 寒冷療法

4 極超短波療法

5 超音波療法

6 電気刺激療法

7 赤外線療法

8 紫外線療法

9 レーザー光線療法

10 部分浴 全身水中運動 頸椎牽引 腰椎牽引

 

3 運動療法の基礎と基本手技

1 運動療法の基礎

●力学的原則、●身体運動の軸と面、●身体のてこの応用、●運動療法開始体位・肢位、●機能肢位、●治療用テーブル、●理学療法士の手・指の位置(部位と運動方向),姿勢(構え)、●指導マナー、●疼痛の運動療法と心理社会的アプローチ、●高齢者への接し方、●車椅子と歩行補助具

2 運動療法の種類と手技

●弛緩法、●関節可動域運動、●モビライゼーション、●筋力増強運動(抵抗・等尺性・等張性・等速性運動含む)、●神経筋促通法(PNF)、●マッサージ、●テーピング、●包帯法、●痙性の制御、●不随意運動の制御、●動的関節トレーニング、●平衡(バランス)運動、●バイオフィードバック療法、●呼吸療法

 

4 疾患別理学療法手技の実際

1 呼吸器疾患

●外科術後の呼吸器疾患、●慢性閉塞性換気障害、●肺移植

2 神経・筋疾患

●脳卒中の片麻痺:急性期、●脳卒中の片麻痺:慢性期、●片麻痺に対する下肢装具、●片麻痺に対する上肢装具とアームスリング、●脊髄損傷 その1:頸髄損傷、●脊髄損傷 その2:胸髄・腰髄損傷、●脳性麻痺、●二分脊椎症、●Duchenne型筋ジストロフィー症、●運動失調症、●パーキンソン病、●多発性硬化症、●筋萎縮性側索硬化症、●ギラン・バレー症候群、●多発性筋炎,皮膚筋炎、●線維筋痛症

3 整形外科的疾患

A.全身

●関節リウマチ、●血友病性関節症

B.上肢

●肩関節周囲炎、●腱板断裂、●反復性肩関節前方脱臼、●野球肩、●鎖骨骨折、●上腕骨近位端骨折、●上腕骨顆上骨折、●橈骨遠位端骨折、●テニス肘、●手指腱損傷

C.下肢

●変形性股関節症、●変形性膝関節症、●大腿骨頸部/転子部骨折、●大腿骨骨幹部骨折、●膝蓋骨骨折、●下腿骨骨折、●踵骨骨折、●膝前十字靱帯損傷、●膝後十字靱帯損傷、●半月板損傷、●膝蓋大腿関節障害、●腸脛靱帯炎、●シンスプリント、●アキレス腱断裂、●足関節靱帯損傷

D.脊柱・体幹

●頸椎症性脊髄症、●筋・筋膜性腰痛症、●椎間板ヘルニア、●脊椎椎体圧迫骨折、●腰部脊柱管狭窄症、●特発性側彎症、●肋骨骨折

E.末梢神経麻痺

●顔面神経麻痺、●上肢の末梢神経麻痺、●下肢の末梢神経麻痺

F.切断

●乳房切断、●下肢切断

4 循環器疾患

●虚血性心疾患、●慢性閉塞性動脈疾患

5 代謝性疾患

●糖尿病、●末期腎不全

6 熱傷

7 褥瘡

8 その他

●産前・産後の運動療法、●尿失禁の運動療法

 

5 地域包括支援システムと実際例

●地域リハビリテーションの流れ、●在宅ケアの基礎、●訪問リハビリテーションでの理学療法、●介護老人保健施設での理学療法、●デイケアでの理学療法、●緩和ケア、●転倒予防、●障害などの認定・交付手続き、●介護保険制度とその手続き、●付録、●ICF(国際生活機能分類)─人間らしさ,からみた生活機能─、●理学療法は治療か訓練か─訓練という言葉の是非─、●疥癬とMRSAの感染管理、●用語集、●社会福祉に関する用語集

 

 

 

 

このタイトルを一目見るだけで想像できると思いますが、本当に様々な情報が詰まっています。本のサイズも持ち運びに便利なA5版なので便利ですね。

 

このブログの記事でもよく参考にさせてもらっています。リハビリに関わる人にお薦めです!

 

写真は第2版ですが、最新版は第4版が出版されています。

 

 

 



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現在、理学療法で行われる牽引療法は頸椎牽引と腰椎牽引が一般的ですがが、ここでは頸椎牽引についてまとめています。





●効果
牽引療法の治療効果としては、以下のものがあげらる。
(1)椎間関節周囲軟部組織の伸張
(2)椎間板、椎間関節の軽度の変形、変位の矯正
(3)椎間関節の離開
(4)椎間孔の拡大
(5)椎間板内圧の陰圧化と椎体前後靭帯の伸張による膨隆髄核の復位化
(6)攣縮筋の弛緩
(7)マッサージ効果による循環改善・促進
(8)患部の安静・固定

これらは牽引力や牽引方向、牽引肢位などによって影響をうけるので、患者に応じて適切に選択する必要がある。



●牽引力
一般的に体重の1/10くらいからはじめ、漸増して8~15kgで行うことが多い。文献によっては7~20kg程度がよいとされている。レントゲン上で変化を期待するには10kgは必要で、11kgで頸椎の直線化がみられるが、頸椎軟部組織のマッサージ・ポンピング効果は7~8kgでも十分に得られる。



●牽引角度
牽引角度によって牽引力が加わる頸椎の部位が異なる。上位頸椎は垂直牽引(0~15°)、中位頸椎は約15°~30°、下位頸椎には30°~40°、上位胸椎には約45°~60°が適切としている。
牽引角度20°以上では、後方椎間距離が伸びるが、椎体前方離開は安静時より減少するため推奨される。



●牽引時間
最大リラックスには20~25分必要とされている。牽引力15kgで、7秒牽引、5秒休止の間歇牽引において、20分後に椎間の離開に有意差がみれれ、25分で最高となったと報告している。外来では座位で10~20分牽引することが多い。牽引力と牽引時間を増加させる場合には、はじめに牽引時間を延長し、ついで牽引力を1kgずつ漸増する。



●牽引肢位
一般的に外来では座位で行っているが、背臥位のほうがリラックスしやすく、体幹の安定性と固定性を得られやすい。
患者の症状によっては、背臥位で頸部回旋位あるいは側屈位での牽引が効果があるとする報告もある。



●適応
頸部椎間板ヘルニア
椎間板変性・頸部脊椎症(脊髄症、神経根症、局所症状、椎骨動脈不全症状)
頸肩腕症候群
頸部・肩・上腕・肩甲間部・傍脊柱部の筋痛やこわばり
頭重感・肩こり
眼精疲労
バレーリュー症候群(Barre-Lieou症候群)


一般的に、椎間板ヘルニアなどの急性期の激痛期には、安静臥床が第一である。激痛期が過ぎ、一側下肢への放散痛が主症状になった以降で持続牽引がまず処方され、徐々に間歇牽引に移行していくのが一般的である。



●禁忌
リウマチや乾癬性関節炎、強直性脊椎症などの炎症性の脊椎炎
化膿性脊椎炎、骨軟化症
外傷に由来する症状のうち急性期、全身の感染症、重篤な心臓疾患や肺疾患
結核性疾患(脊椎カリエス)、悪性腫瘍の転移のあるもの
脊椎分離症・すべり症
牽引によって症状の悪化するもの
頸動脈や椎骨動脈の重篤な動脈硬化症があるもの
高齢者で骨粗鬆症の著名なもの
精神障害のあるもの(依存的になりやすい)
妊婦



●その他の注意事項
急激に強い牽引力をかけない、気持ちよさを感じる程度の強さとする、牽引後少なくとも1~2分はそのままの姿勢で休ませる、牽引後の症状の変化を聴取しておく等



<参考>







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