忍者ブログ
理学療法士として働く自分の知識の整理やリハビリに関するニュース,関連動画など。動画はネット上からの拾いものです。 勉強した事をまとめていく予定ですが、間違ったことがあるかもしれません。またその際、引用などで不適切なことがあるかもしれません。上記の事にお気づきになられたら連絡をいただければ幸いです。
ファイテンオフィシャルストア
訪問ありがとうございます
気に入った動画があれば各記事右下の拍手ボタンのクリックをお願いします。今後の更新や編集の参考にさせていただきます。
ブログ内検索
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新CM
[09/19 http://2017.goduy.com]
[09/08 http://www.gjpmall.net]
[09/07 http://2017.jpreason.com]
[09/07 http://www.japanpcc.com]
[09/06 http://2017.gjpmall.net]
最新TB
プロフィール
HN:
PT11
性別:
男性
職業:
理学療法士
バーコード
カウンター
アクセス解析
ブログランキング
おもしろいブログが集まっています
にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへ

人気ブログランキング

是非訪問してみてください
[7]  [6]  [5]  [4]  [3]  [2]  [1
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

●腸腰筋は腸骨筋と大腰筋(まれに小腰筋が存在)からなる。主に股関節屈曲の主動作筋として働く。
 
●腸腰筋の解剖
 ◆腸骨筋 iliacus muscle
  起始:腸骨窩全体および仙骨(仙腸関節の真上である仙骨の最も外側端)
  停止:大腿骨の小転子、一部は関節包
  走行:起始部から下内方に向かい、大腿骨頭のすぐ前方にて大腰筋と合して鼠径靭帯の後方の筋裂孔を通り大腿前内側を下る。腱は恥骨縁を通過した後、すぐ30~45°後方へ折れ曲がる。
  作用:強力な股関節屈筋である。骨盤に対する大腿骨の屈曲、外旋。大腿骨に対する骨盤の屈曲
  支配神経:大腿神経L2~L4※支配レベルは書籍によって異なる。
※下前腸骨棘から出ている筋膜については小腸骨筋の名もある。 1e594444jpeg
 










◆大腰筋 psoas major muscle
  起始:第12胸椎~第4腰椎の椎体と椎間円板、すべての腰椎の肋骨突起、第12肋骨
  停止:大腿骨の小転子
  走行:全体として筋の外側縁で融合して前下方に向かう。腸骨筋と合して鼠径靭帯の後方の筋裂孔を経て大腿前面を下行する。腱は恥骨縁を通過した後、すぐ30~45°後方へ折れ曲がる。
  作用:股関節の屈曲、両側同時収縮にて腰椎前彎、一側のみの収縮で腰椎の同側への側屈と対側への回旋、仙骨(S1)に対する下位腰椎(L5)の屈筋、腰椎の垂直方向の安定装置
  神経支配:腰神経叢の枝(T12)、L1~L4
 ※腰椎の前彎作用に関してはいろんな意見があるが・・・ 38774fcbjpeg
 










◆小腰筋 psoas minor muscle
  起始:第12胸椎と、第1腰椎の椎体外側
  停止:薄い腱は腸恥隆起と付近の筋膜に放散
  走行:大腰筋の前を下行する
  作用:腰椎の側屈
  神経支配:腰神経叢の枝L1、L2
 ※小腰筋は股関節運動における重要性はほとんどなく、約40%の人で欠損する。
560738dcjpeg










●腸腰筋の機能解剖
 腸腰筋は腸骨筋と大腰筋からなる、脊柱・骨盤・股関節を跨ぐ長い筋である。最大の股関節屈曲筋であるとともに骨盤帯の安定化にも寄与する。
 解剖学的な肢位において股関節を前額面からみると、筋の走行から大腿骨頭を臼蓋に押さえつけて下肢を体幹に引き寄せる働きがあると考えられる。また矢状面からみると、大腿骨頭を臼蓋に押さえつけるとともに股関節・骨盤を前方に引っ張る働きがあると考えられる。
b5cc6102jpeg










 同様に解剖学的肢位において矢状面から骨盤、腰椎におよぶ大腰筋をみると、大腰筋の各椎体への力線は
L5-S1では椎体の運動点より前方を通り、効果的な屈筋として作用することが考えられる。しかしL1へ近づくほど力線は椎体の運動点より後方へ偏位していき、椎体の屈曲・伸展作用はなくなっていくと考えられる。つまり屈伸運動を起こす作用がなくなるかわりに、動こうとしたものを元のアライメントへとどめる働き(安定化させる)があると考えられる。
c02acd91jpeg





 大腿骨を固定した状態では腸腰筋は骨盤前傾の作用を持つ。この骨盤前傾は股関節屈筋群と脊柱伸筋群の間の対の力(force-couple)によって起こる。筋の走行から股関節屈筋群(特に腸骨筋)は骨盤を前下方に引き下げる、また脊柱伸筋群は骨盤を後上方に引き上げるように働き骨盤を前傾させる。これらの関係により腰椎のアライメント、ひいては姿勢のアライメントに影響を及ぼす。
6b4916bejpeg









 骨盤を固定した状態では腸腰筋は股関節を介して大腿骨を屈曲させる作用をもつ(俗にいう股関節屈曲)。上述のとおり腸腰筋は骨盤を前下方に引っ張り骨盤前傾させる作用を持つ。起始部も停止部も動いてしまっては一方に十分な筋の作用を発揮することはできない。腹筋が骨盤を前上方に引き上げる作用を担うことで骨盤が固定され、スムーズな大腿骨の運動が可能となる。
dfe0c711jpeg








【参考文献】
  





医療系の人気サイトはこちら

人気ブログランキング

ブログランキング

拍手[1回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]