理学療法士として働く自分の知識の整理やリハビリに関するニュース,関連動画など。動画はネット上からの拾いものです。
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交互に温水と冷水に患部を浸し、機能的末梢循環障害の改善を図ることを目的とする治療法である。これは主に部分浴として活用される。この治療刺激量は、温水の温度、冷水の温度、浸水時間、回数などを変化させることにより調節する。治療方法は温水から始めて、温水で終わることが一般的である。
生体への作用
・積極的な血管の収縮や拡張を促し、血流を改善する。血管壁の緊張状態を改善する。
・血管が周囲の温度変化により効果的に反応するように再教育する。
・寒冷に対する耐性を増す。
・温熱のみの作用より鎮痛効果があり、著しい痛みを緩和する。
・末梢血管の反応性を高める。
・もうすでにある血管より新生血管の拡張を促す。
・交代浴により、金属イオンの経皮的移動を活性化する。
治療手順
・カルテから診断名と処方を読みとる。
・適切な水温の水をそれぞれのタンクに適当量入れる。
温水38~40℃
冷水16~18℃
・治療のために、椅子、タオル、タイマーなどの準備をする。
・治療する部位の衣服などをとり除かせる。
・皮膚を観察し、患者に治療方法を説明する。
・交代浴の切り替え手順は温水から始まり、温水に終わる。また、冷水に比較し、温水の浸水時間を長くする。
・患者に温水から浸すように指示し、最初の時間間隔にタイマーをセットする。タイマーが鳴ったら温水から冷水に入れ、再びタイマーをセットする。これを必要な回数だけ繰り返す。
・治療中にはときどき水温をチェックする。
・治療が終了したら、タオルで患部の水分を拭き取り十分に乾かす。
・皮膚を観察し、症状の悪化があれば記録し、医師に報告する。
・浴槽をきれいに掃除し、元の場所に戻す。次の患者のためにきれいに片づけておく。
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