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●腸腰筋は腸骨筋と大腰筋(まれに小腰筋が存在)からなる。主に股関節屈曲の主動作筋として働く。
●腸腰筋の解剖
◆腸骨筋 iliacus muscle
起始:腸骨窩全体および仙骨(仙腸関節の真上である仙骨の最も外側端)
停止:大腿骨の小転子、一部は関節包
走行:起始部から下内方に向かい、大腿骨頭のすぐ前方にて大腰筋と合して鼠径靭帯の後方の筋裂孔を通り大腿前内側を下る。腱は恥骨縁を通過した後、すぐ30~45°後方へ折れ曲がる。
作用:強力な股関節屈筋である。骨盤に対する大腿骨の屈曲、外旋。大腿骨に対する骨盤の屈曲
支配神経:大腿神経L2~L4※支配レベルは書籍によって異なる。
◆大腰筋 psoas major muscle
起始:第12胸椎~第4腰椎の椎体と椎間円板、すべての腰椎の肋骨突起、第12肋骨
停止:大腿骨の小転子
走行:全体として筋の外側縁で融合して前下方に向かう。腸骨筋と合して鼠径靭帯の後方の筋裂孔を経て大腿前面を下行する。腱は恥骨縁を通過した後、すぐ30~45°後方へ折れ曲がる。
作用:股関節の屈曲、両側同時収縮にて腰椎前彎、一側のみの収縮で腰椎の同側への側屈と対側への回旋、仙骨(S1)に対する下位腰椎(L5)の屈筋、腰椎の垂直方向の安定装置
神経支配:腰神経叢の枝(T12)、L1~L4
◆小腰筋 psoas minor muscle
起始:第12胸椎と、第1腰椎の椎体外側
停止:薄い腱は腸恥隆起と付近の筋膜に放散
走行:大腰筋の前を下行する
作用:腰椎の側屈
神経支配:腰神経叢の枝L1、L2
※小腰筋は股関節運動における重要性はほとんどなく、約40%の人で欠損する。●腸腰筋の機能解剖
腸腰筋は腸骨筋と大腰筋からなる、脊柱・骨盤・股関節を跨ぐ長い筋である。最大の股関節屈曲筋であるとともに骨盤帯の安定化にも寄与する。
解剖学的な肢位において股関節を前額面からみると、筋の走行から大腿骨頭を臼蓋に押さえつけて下肢を体幹に引き寄せる働きがあると考えられる。また矢状面からみると、大腿骨頭を臼蓋に押さえつけるとともに股関節・骨盤を前方に引っ張る働きがあると考えられる。
同様に解剖学的肢位において矢状面から骨盤、腰椎におよぶ大腰筋をみると、大腰筋の各椎体への力線はL5-S1では椎体の運動点より前方を通り、効果的な屈筋として作用することが考えられる。しかしL1へ近づくほど力線は椎体の運動点より後方へ偏位していき、椎体の屈曲・伸展作用はなくなっていくと考えられる。つまり屈伸運動を起こす作用がなくなるかわりに、動こうとしたものを元のアライメントへとどめる働き(安定化させる)があると考えられる。
同様に解剖学的肢位において矢状面から骨盤、腰椎におよぶ大腰筋をみると、大腰筋の各椎体への力線はL5-S1では椎体の運動点より前方を通り、効果的な屈筋として作用することが考えられる。しかしL1へ近づくほど力線は椎体の運動点より後方へ偏位していき、椎体の屈曲・伸展作用はなくなっていくと考えられる。つまり屈伸運動を起こす作用がなくなるかわりに、動こうとしたものを元のアライメントへとどめる働き(安定化させる)があると考えられる。
大腿骨を固定した状態では腸腰筋は骨盤前傾の作用を持つ。この骨盤前傾は股関節屈筋群と脊柱伸筋群の間の対の力(force-couple)によって起こる。筋の走行から股関節屈筋群(特に腸骨筋)は骨盤を前下方に引き下げる、また脊柱伸筋群は骨盤を後上方に引き上げるように働き骨盤を前傾させる。これらの関係により腰椎のアライメント、ひいては姿勢のアライメントに影響を及ぼす。
骨盤を固定した状態では腸腰筋は股関節を介して大腿骨を屈曲させる作用をもつ(俗にいう股関節屈曲)。上述のとおり腸腰筋は骨盤を前下方に引っ張り骨盤前傾させる作用を持つ。起始部も停止部も動いてしまっては一方に十分な筋の作用を発揮することはできない。腹筋が骨盤を前上方に引き上げる作用を担うことで骨盤が固定され、スムーズな大腿骨の運動が可能となる。
【参考文献】
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