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可動域訓練にてROM拡大を図る際に、その可動域制限の原因が何であるかを把握することは非常に大切である。一般的には可動域終末での抵抗感(end feel)に応じて、骨性や靭帯等の結合組織性、筋性などの原因を判断する。そのほかにも、疼痛や抵抗感の種類、病態の種類等を考慮して拘縮を評価することも大切である。
因子
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特徴
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炎症性・疼痛逃避(急性期)
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可動域終末抵抗感より疼痛が先行。疼痛出現の再現性が高く、再現性の低い場合は心理的因子が疑われる。
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組織柔軟性低下(亜急性期・慢性期)
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終末抵抗感増加に伴い疼痛も増加。
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関節内異物・損傷部(絨毛・侵食部)刺激
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終末抵抗感がspring block様に出現。急性期では疼痛を伴うが、慢性期では疼痛を伴わず違和感を訴えることも多い。
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筋性
|
筋腹把持により関節運動出現。疼痛は筋腹の伸張時痛が主体で、関節部の疼痛は訴えないことが多い。
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ほかの関節からの影響
|
ほかの関節肢位を変化させることで可動域変化をきたす。または肩の動きに伴いほかの関節も運動が誘発される。
|
<参考>
肩関節周囲炎の理学療法のための検査・測定のポイントとその実際,山口光國,理学療法21巻1号
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膝の内側側副靱帯について機能解剖を中心にまとめました。
膝の内側側副靭帯は(medial collateral ligament:MCL)は膝関節の内側面に広がる扁平で幅広い構造をした靭帯である。内側膝蓋支帯線維や内側関節包などとともに膝内側部の補強をしている。MCLは前方(前縦走線維)と後方部分(後斜靭帯および内側関節包靭帯)とからなる。
(引用:人体解剖カラーアトラス )
大きな前方部分は比較的判別しやすい約10cm長の浅層線維からなり、遠位では、脛骨内側近位面に付着する前に内側膝蓋支帯線維と混じる。鵞足の深層を通り、その付着部は鵞足付着部のすぐ後方にある。
(引用:人体解剖カラーアトラス )
近位から遠位にかけて、MCLの前方部分は後方から前方へとわずかに斜めに走る。この線維は45~60°屈曲位で直線状になり、これより伸展位では後方凸、60°以上の屈曲位では大腿骨付着部が回転し線維が巻き上げられる。これらのことにより、MCLは膝関節屈伸の全可動域にわたり緊張を保ち外反不安定性の制動因子となっている。特に、10°以上の伸展域と100°以上の屈曲域では緊張度が高くなる。
(引用:理学療法29巻2号『膝内側側副靭帯損傷の機能解剖学的病態把握と理学療法』)
MCLの後方部分は、短い線維群からなり、前方線維より深層にある。これらの線維の遠位付着部は広く、後内側関節包、内側半月、半膜様筋の厚い腱に付着する。膝関節の後内側の安定性を担っている。後方部分のうち浅層に位置して、後内側関節包に付着するものを後斜靭帯、深層にあって内側半月板や関節包と密に連絡しているものを内側関節包靭帯と区別する場合もある。
側副靭帯の主な機能は、前額面における過度の動きの制限である。膝関節伸展時、MCLの前方部分が外反または外転方向のストレスに対して主要な抗力を発揮する。
屈伸運動においては、上述の通り、前方部分が緊張することで側方の安定性を担うが、屈曲位では関節包と靭帯は相対的に緩み、制動力は低下する。
(引用:筋骨格系のキネシオロジー )
回旋についてはMCLの前方部分がその走行から外旋の主制動機構となり、内旋では弛緩する。またPOLは線維長が短く、関節包と密に連絡しているため、膝の内・外旋を制動する。
(引用:理学療法29巻2号『膝内側側副靭帯損傷の機能解剖学的病態把握と理学療法』)
回旋制動においても、膝関節が屈曲位をとる場合、側副靭帯の側副靭帯の過度内旋や外旋に対する抵抗力は限られている。脛骨上での大腿骨完全伸展でロックされた状態の膝関節では、MCLと後方関節包の他動的張力が増大する。終末伸展回旋を含む膝完全伸展位では、側副靭帯は完全屈曲時より約20%伸張する。
<参考>
・膝内側側副靭帯損傷の機能解剖学的病態把握と理学療法、今屋健ら、理学療法29巻2号
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膝の内側側副靭帯は(medial collateral ligament:MCL)は膝関節の内側面に広がる扁平で幅広い構造をした靭帯である。内側膝蓋支帯線維や内側関節包などとともに膝内側部の補強をしている。MCLは前方(前縦走線維)と後方部分(後斜靭帯および内側関節包靭帯)とからなる。
(引用:人体解剖カラーアトラス )
大きな前方部分は比較的判別しやすい約10cm長の浅層線維からなり、遠位では、脛骨内側近位面に付着する前に内側膝蓋支帯線維と混じる。鵞足の深層を通り、その付着部は鵞足付着部のすぐ後方にある。
(引用:人体解剖カラーアトラス )
近位から遠位にかけて、MCLの前方部分は後方から前方へとわずかに斜めに走る。この線維は45~60°屈曲位で直線状になり、これより伸展位では後方凸、60°以上の屈曲位では大腿骨付着部が回転し線維が巻き上げられる。これらのことにより、MCLは膝関節屈伸の全可動域にわたり緊張を保ち外反不安定性の制動因子となっている。特に、10°以上の伸展域と100°以上の屈曲域では緊張度が高くなる。
(引用:理学療法29巻2号『膝内側側副靭帯損傷の機能解剖学的病態把握と理学療法』)
MCLの後方部分は、短い線維群からなり、前方線維より深層にある。これらの線維の遠位付着部は広く、後内側関節包、内側半月、半膜様筋の厚い腱に付着する。膝関節の後内側の安定性を担っている。後方部分のうち浅層に位置して、後内側関節包に付着するものを後斜靭帯、深層にあって内側半月板や関節包と密に連絡しているものを内側関節包靭帯と区別する場合もある。
側副靭帯の主な機能は、前額面における過度の動きの制限である。膝関節伸展時、MCLの前方部分が外反または外転方向のストレスに対して主要な抗力を発揮する。
屈伸運動においては、上述の通り、前方部分が緊張することで側方の安定性を担うが、屈曲位では関節包と靭帯は相対的に緩み、制動力は低下する。
(引用:筋骨格系のキネシオロジー )
回旋についてはMCLの前方部分がその走行から外旋の主制動機構となり、内旋では弛緩する。またPOLは線維長が短く、関節包と密に連絡しているため、膝の内・外旋を制動する。
(引用:理学療法29巻2号『膝内側側副靭帯損傷の機能解剖学的病態把握と理学療法』)
回旋制動においても、膝関節が屈曲位をとる場合、側副靭帯の側副靭帯の過度内旋や外旋に対する抵抗力は限られている。脛骨上での大腿骨完全伸展でロックされた状態の膝関節では、MCLと後方関節包の他動的張力が増大する。終末伸展回旋を含む膝完全伸展位では、側副靭帯は完全屈曲時より約20%伸張する。
<参考>
・膝内側側副靭帯損傷の機能解剖学的病態把握と理学療法、今屋健ら、理学療法29巻2号
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